前回の続きです。まこと@virtualDIYerです。
棚を作る前段階として、
前回は写真のような汎用のダボ穴ガイド治具を設計しました。(くわしくはこちら)
今回は、これに対応した穴を板に開ける治具を設計します。
必要なことは
- 前回の治具の基準線に合わせて位置を決められる
- 穴の位置は対称
- 板の長辺に対し垂直に穴を空ける
これらは、平行に棚をつけるために必要です。
要はこういう緑色の穴をあけたいんです。
以上を含め、次のように設計をしました。(注意!!色々思うところあって、後に設計を変更します。)
T字の材を組み立て、板と治具の距離を調節できるような構造を作りました。
組み立て順は、
ダボ穴を開け、スペーサーを嵌める
この時に、以前作った冶具と穴の位置を合わせなければなりません。
そこで、全く同じ穴の開いた板を用意しました。(上に載っている赤い穴の開いたものです。)
これをガイドにドリルで穴を開けるわけです。
(あくまでも木材のガイドなので、この子は一回使い切りの気持ちで作ってます。)
一緒にのこぎりで軽く削って、基準線合わせの穴を作ります、、、、。
と。
この辺で私、気づいてきました。
多分これ、前の冶具と合わないぞ!?
なぜかって、穴のあけ方が完全に手作業なのに、3つ穴があるんです。
全部にはめるには、精度が求められますよね。(穴2つの場合の倍の精度がないと嵌りません。)
まずはスペーサーの穴の位置がずれてもおかしくないなぁと。(私、細かい作業は苦手ですし。。)
加えて、この赤い部分。(CGでは手前の部分ですね。)
長さ調整の部分ではあるのですが、、、、。
平行が崩れそうで仕方がない。こんな感じで。
上の木材の下端にある赤線が、下の赤線と平行になっていないのがわかるかと思います。
おそらくちょっと力がかかったりすると、木材がつぶれてずれていく可能性があります。
と、言うわけで。。こちらに変更してみました。
可動部の位置を変更することで、平行が崩れにくいようなものにしてみました。
(なんならこっちの方が単純ですよね。)
そしてなんだかかっこいい!(笑)
溝の彫ってある木材をレールにし、その間を穴あけ用のスペーサーを滑らせて、穴位置の調節をしていく構造です。
なんと、最近知ったのですが、溝付きの木材はホームセンターで売っているのです!!
(溝付き角材で検索してみてください)
固定するときはボルトを締めることで行います。
組み立ては、至って簡単。
では行ってみましょう。
材料は、
- 3㎜木版(レーザーカッターで切ってきたもの)
- 24㎜各溝付き角材450㎜×2本
- スペーサー(前回のものと同じ)×3個
- M8ボルト、ナット(ボルト締めようなので太さは適当で構いません)
- ネジその他。
それでは手順。
①スペーサー付きの部材を組み立てます。板の部分は、レーザーカッターで作っちゃおうと考えています。
(ガイド穴が無駄にしゃれているのはそのせいです笑)
②レールにこの向きで穴をあける。
二か所くらい開けておくと、調整しやすくていいかなと思いました。
③横に穴をあけたレールをはめて
④直角(緑の部分!見えるかな、、、)を合わせて、木材をねじ止めします。
⑤最後にボルトを軽く締める
このように作ります!!
設計が非常にバタつきましたが、これで行けるのではないかと、、、。
次はDIY編!
乞うご期待!!